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ひとりっ子三兄弟の母になる

産後ケアバトン制度

✲出産をしたら産後ケア✲

●Rin(宮澤千尋)●
産後ケアのプロとして
出産をした女性も「わたしらしく」
のびやかに人生を歩めるようサポート ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ。 
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✲出産してすぐ:マレー式産後ケア✲

✲産後2ヶ月から:産後ケア教室✲

 

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(今日の庭:ギボウシ(斑入り))

 

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NPO法人マドレボニータ(以下マドレボニータ)には「産後ケアバトン制度」というものがあります。

今日はこの制度とともに友人のブログを紹介させてください。

 

 

産後ケアバトン制度

多胎児の母や障がいのあるお子様の母、10代の母など(もっとたくさんの項目があります)、サポートが必要な母たちに「産後ケア教室」の受講料をお子さんが満1歳もしくは満3歳の誕生日を迎える日まで全額サポートするという制度です。

必要に応じて介助ボランティアのサポートを受けることも可能です。

 

詳しく知りたい…と思ってくださった方は是非こちらをご覧ください。

https://www.madrebonita.com/madre-carebaton

 

 ■この取り組みの運営は「マドレ基金」への寄付によってサポートされています。

 

友人のブログ

「たもの日々是好日」

こちらのブログを書いている「たもちゃん」とはマドレボニータ養成コース体験講座に参加したつながりで知り合うことができました。

「たもの日々是好日」には先天性心疾患をもつ息子くんとたもちゃんの日々が記録されています。

 

先日、産後ケアバトン制度を利用した記事がアップされ、その後たもちゃんに連絡を取り、考えることや気づかせてもらったことがありました。

 

ameblo.jp

 

 

 この制度の存在を知った時は、なんてすばらしい制度なのだろうと友人に話をしたり紹介したりしていましたが、恥ずかしながらその意味と、満1歳・満3歳というところを深く考えることはありませんでした。

 

産後ケアバトン制度の対象となる女性は、自分自身の回復もままならないなかで子どものこと、利用できる行政の取り組み、病院とのやり取りなど、やらなければならないことが次々とでてきて産後のケアを考える余裕を持つことは難しいのではないでしょうか。半年、1年が嵐のように過ぎ去っていくと思います。

 

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第一子妊娠の際に切迫早産で絶対安静・長期入院し、そのまま正産期前の出産となった友人も「第一子の産後は運動したいなんて思わなかった。」「(長期入院で筋力も体力も低下していたから)まずは日常生活がリハビリみたいなものだった。」と教えてくれました。

10代の頃から登山を趣味としていてかなりアウトドア派な彼女でも…。

 

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たもちゃんが産後ケア教室に参加しようと思えたのも「産後ケアバトン制度」の存在が大きかったそうです。

「産後ケア」というと意識高めなのかなという思いとともに、子どもに見た目に分かる病気があると人前に連れ出すことにまず勇気が必要だと。けれども「産後ケアバトン制度」のおかげで「わたしも参加していいんだ。」という気持ちになれたと話してくれました。

 

シェアリング

産後ケア教室にはバランスボールを使った有酸素運動と、シェアリングというワークがあります。

シェアリングとは、単語でもまとまらない文章でも、とにかく何でもいいから自分の中にある言葉を目の前の相手に話し、受け止めてもらう。そして、相手の話に意見や感想を言うことなく「ただ聞く」というワークです。

 

これだけ聞くと「ふーん」という印象かもしれませんが、実際におこなってみると自分でもがついていなかった思いに触れることができたり、相手に自分の話を受け止めてもらうことによる安心感から得られる気づきがあり、思っていた以上に得るものがわたしはありました。(「ただ聞く」という部分についても感じることが多いです。)

 

たもちゃんは「私のような社会的にマイノリティな存在な人こそ、シェアリングが必要だ。」と思ったそうです。

自分の思いを知ること、人に話して整理すること、そして受け止めてもらうこと。社会的保障を自分から勝ち取っていかなければならないときに必要な過程である、と。

(シェアリングについてはこちらの記事で少し触れられています。)

 

たもちゃんはsoarというポータルサイトでたまたま「産後ケアバトン制度」のことを知ることができたそうです。

 

 

産後ケア教室を必要としている人のもとへ届けたい。

この思いを強くするとともに、当たり前のようにそこにある物事に対しても「なぜこのようなしくみなのか」と掘り下げて考えようとする姿勢が大切だと気付かせてもらいました。そのためにもニュースや街中での様子にアンテナを張っていこうと思います。

 

今回ブログを紹介することを快く承諾し貴重な話を聞かせてくれたたもちゃん、ありがとう。

アメリカでの新生活も応援しています!

 

 

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