※あくまでもわたしの場合・・・の話です。出生前診断に対して否定的な考えは一切持っていません(>_<)
出生前診断をしますか?
長男妊娠時に通っていた病院では何の案内もなかったのですが、次男妊娠時に通っていた病院では出生前診断のプリントを渡されました。
たしか母体血清マーカーテストだったと思います。
これは染色体異常がある可能性を測るもので、陽性が出たら羊水検査を勧められます。
長男の時から出生前診断はしない、どんな障害があっても赤ちゃんを諦めることはないから…と決めていたので、この用紙は一応夫に見せたあとすぐに捨てました。
検査を受けたとして、100%分かるわけではありません。確率が高く出たとして、「オッケー、どんとこい!」という気持ちよりも「違うかもしれないし…」という思いがうまれるかもしれません。産むという選択しかないのであれば出たとこ勝負だ!という気持ちでした。
障害は先天的なものだけではなく後天的なものもありますしね。
知らないから怖い
わたしは物事に対して知識があり色々と自分の中でシュミレーションできればとりあえず落ち着くタイプです。
障害は種類も度合いも様々ですので、全ての知識を得るなんてことはできませんが…わたしの親戚のことを少し紹介します。
祖父:後天的全盲で、わたしが物心ついた時にはもうほとんど見えていなかったと思います。
従弟:先天的に脳に障害があります。
従兄弟家族とは仲が良く住んでいる場所も近かったので毎週のように一緒に過ごしていました。
祖父はとても頭が良く、癌になり亡くなる80歳近くまで働いていました。友人も多く、祖父との散歩やおしゃべりは楽しいものでした。
従兄は平日は施設・週末は実家で暮らしています。ハッとするような彩りで絵を描いてくれる心優しい青年です。
(因みに従兄家族は子供3人の5人家族)
従兄家族もピーク時は本当に本当に大変でしたけどね。
このような環境で育ったことも、わたしには大きな影響があったと思います。家族(わたしと夫)の心持ち次第で乗り越え共に歩んでいけるかな、と。
なんとなく気になって購入した漫画(オススメ!)
とはいえ、色々な可能性を考えていて「知らないな…知っておきたいな…」と思ったのがダウン症児の育児でした。
そこで出会ったのがこちら。
ダウン症児のユンタ君の母、たちばなかおるさんのエッセイ漫画です。
(一冊目はユンタ君が生まれてダウン症だと分かってから通う小学校が決まるまで)
(二冊目はユンタ君が小学校に通いはじめてからウエスト症が完治するまで)
とっかかりとしてとてもオススメです。
行政との関わりなども描かれているので、家族だけで抱え込む必要はないということも分かります。
こちらはたちばなさん以外に発達障害のお子さんを持つ方との対談コラムあり、カミングアウトの難しさあり、漫画よりも立花さんの葛藤や思いがしっかり書かれているという印象です。
全て読み物としても面白いのでオススメです(^-^)
知っておいて損はない
電車に乗っている時におそらく知的障害である男性を「なんか変だから近寄らないほうがいいよ、怖いよ」と言った友人。
「オレ、頭おかしい奴の真似できるよ」と障害者の真似をして笑いにしていた友人。
悪意はないんでしょうが、ものすごく悲しい気持ちになりましたし傷つきました。無知は悪だな…とすら思いました。
我が子が違ったとしても、どこかで出会うであろう何らかの障害を持った人々。知らないと不思議に思ったり怖いと思うこともあるかもしれません。
我が子が「あの人はなんだか違うね?」と聞いてくるかもしれません。
少しでも知識があれば対応が変わってくると思います。知人からでも漫画・本からでも、知っていて損はないと思います。
■応援クリックしていただけると嬉しいです■