泣いて笑って手をつなぐ

ひとりっ子三兄弟の母になる

第一子妊娠発覚~つわり~

✲出産をしたら産後ケア✲

●Rin(宮澤千尋)●
産後ケアのプロとして
出産をした女性も「わたしらしく」
のびやかに人生を歩めるようサポート ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ。 
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第一子妊娠

入籍したのち、夫もわたしも子どもを授かりたいと思いつつ本腰を入れての妊活は行っていませんでした。というのも、結婚式が7ヶ月後に控えていたので。自然に授かれたらうれしいけれどそんなにすぐは授かれないかな…結婚式が終わったらしっかりと妊活を始めよう、そんな感じでした。

ところが…入籍から4ヵ月。生理がこない…!
もともと生理周期がきっちり整っていたので、すぐに「おや?」と思いました。しばらくそわそわと過ごし、検査薬が使える生理予定日から7日間後にトライ。説明書に書いてある1分を待つまでもなくくっきりと陽性が出たのでした(^^*)
まさかの結果に夫婦そろってびっくり!それからじわじわと幸せを実感していきました。

この時は「結婚式でお酒が飲めないね。笑」なんて冗談交じりに言っていたわたし…結構なつわりに苦しむことになるのです…。

 

早速産科へ

検査薬で陽性が出たものの、これから出産までどのような流れで病院に通うのか、どこで出産するのか、考えることが一気に出てきました。
まずは病院できちんと子宮内に着床しているのか、今はどんな状態なのか教えてもらおう…とすぐに近所の病院を検索。女医さんがいいな…と思いながら探したのですが、翌日は休診日の病院が多く、はやる気持ちの抑えられないわたしは唯一診療していたおじいちゃん先生の病院を予約しました。
翌日…病院では戸惑いと驚きの連続。先生とは分かっていても初対面のおじいちゃんに自分ですら未知のゾーンをさらけだし、なんか器具*1を突っ込まれるのですから…。


当時は何もわからないままで行ったので戸惑いましたが、お腹の上からエコーをあてる経腹超音波検査は妊娠12週目以降のことが多く、初期はプローブを使った経膣検査が行われます。

 

エコー検査の結果…おじいちゃん先生から言われたのは「まだ初期過ぎて何も見えないね。でも、検査薬で陽性ならまず間違いなく妊娠してますから。」でした。
え?笑 検査薬の説明書通り正確なことを知るために病院に来たのに…笑
そして受付ではスタッフの女性から厳しめに「産むの?産むのよね!じゃあまた検診にきてくださいね!」と言われ…もうここには来ない…とまだ少し若くて小心者だったわたしは思ったのでした。笑


一番驚いたのは検査費用!軽く1万円を越えていました。*2確かに初診だしエコー検査もしてもらったけどさ…。

この時はおそらく妊娠5wくらいだったと思います。

 

つわり ほぼ何も口にできない4ヶ月間

 つわり…それは突然やってきて急速にわたしから生気を奪っていきました。
6wに入った頃だったと思います。なんだか気持ち悪い…食べ物を口にすると強い嘔吐感。さらには目の前にあるものを口に入れると想像するだけで嘔吐感。お腹は空くのですが、とにかく口が何も受け付けない。喉を通らない。頑張って口に入れたらその後の唾液が気持ち悪いことこの上ない。せめてサプリを…と思いましたが、胃が異物とみなしたのか何なのか、これも摂取することはできませんでした。


この嘔吐感やえづく辛さから、食べることに恐怖を覚えるほどになりました。
それでもお腹は空く、食べていないから貧血気味になってふらふら。なんとか見つけた口にできるものは軽く塩を振ったじゃがいもとバナナでした。それもたくさんは食べられなかったので体重は減っていき、もともと小食で瘦せ型だったわたしは体重の8%を失いました。

 

つわり中の通勤

つわりで苦しんでいた4ヶ月間は7月~10月。つわりのつらさに日本のうだるような暑さが拍車をかけました。
当時最寄駅が2つあったのですが、O駅は徒歩15分だけれど必ず座れ、N駅は徒歩5分だけれど絶対に座れないという究極の選択でした。座れたほうが絶対に楽なのですが、えづいたり吐いたりしながらなのでたどり着くことが困難で、結局N駅を選択することが多かったです。駅について吐き、嘔吐感に震えながら車両の片隅にしゃがみこんでいました。(絶対に座れないのですが、ぎゅうぎゅうの満員というわけではありませんでした。)当時は職場が近く、電車に乗っている時間は10分弱というのがせめてもの救いでした。
お年寄りや妊婦さんには席を譲ろうと過ごしてきましたが、それでもお腹の大きくない妊娠初期の妊婦さんがこんなにしんどいこともあるなんて知らず、身をもって学びました(>_<)

 

つわり中の家事

わたしは大学生から一人暮らしで、家事を苦に思わずこなせるタイプ。夫は一人暮らし経験がなく、散らかっていても気にならないタイプでした。それに加えて当時の夫は朝帰りもあるほどの激務。家に入れるお金も収入に合わせて夫のほうが多かったですし、わたしが家事全般を請け負っていました。
しかし…つわり中はご飯を作るのもつらい、体を起こしているのもつらいから掃除もままならない…という感じ。夫は「無理しないで、何もしなくてもいいから。」と言ってくれていましたが、洗濯はして、できる限り夕飯は作り…それでも「散らかっていて申し訳ない…」と一人涙ぐんだりしていました。今から振り返ると信じられないですね、第二子妊娠のつわりでわたしは豹変します。笑

 

つわりが明ける

6wから始まったつわりが明けたのは24wに入った頃だったと思います。なんとなーくマシになったかな…と思っていたら突然その日はやってきました。
嘘のように体が軽い!ご飯も普通に食べられる!!と、小躍りしたいほどの喜びでした。

初の妊娠・つわりということもあり、いつ終わるかわからない絶望と、お腹も目立たず胎動も感じず…エコーを見るとき以外は赤ちゃんがお腹の中にいると実感のない日々の中での長いつわりトンネルは本当にしんどかったです。

つわりは本当に人それぞれ、その時その時で違うものです。わたしよりももっともっと長期間苦しむ方、症状が重篤な方もいらっしゃれば、なんとなく気持ち悪いくらいだったという友人もたくさんいます。こればかりはその時になってみないと分からないんですよね。

最近知ったのですが、ビタミンB6がつわり軽減に有効ということで妊娠悪阻と診断されると点滴されたり、海外では錠剤を処方されたりするようです。

 

*1:プローブ

*2:妊婦検診は自由診療のため地域差や病院による差が結構出ます